概要:米アトランタ連銀のボスティック総裁は、来年に利下げを急ぐ必要性はないとの見解を示し、次の政策行動を精査している米金融当局は毅然とした姿勢で忍耐強くあるべきだと強調した。
2023年12月20日 4:21 JST
米アトランタ連銀のボスティック総裁は、来年に利下げを急ぐ必要性はないとの見解を示し、次の政策行動を精査している米金融当局は毅然とした姿勢で忍耐強くあるべきだと強調した。
ボスティック氏はアトランタで開かれたイベントでの質疑応答で、「インフレ率は向こう6カ月は比較的緩やかに低下していくと考えている。これは景気抑制的なスタンスを撤回する緊急性がないことを意味する」と述べた。
インフレが緩やかに下がり続けるのに伴い、米連邦公開市場委員会(FOMC)は来年の後半に2回の利下げを実施するだろうと、同氏は予想。その上で「それに関して活発に議論しているというわけではない」と続けた。