概要:米ヘッジファンド運営会社ノース・ロック・キャピタル・マネジメントは、ミレニアム・キャピタル・マネジメントの元ポートフォリオマネジャー、サヤン・ゴーシュ氏とニレシュ・バナジー氏を採用し、アジア事業拡大を強化した。
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2023年12月20日 13:59 JST
ミレニアムの元ポートフォリオマネジャー2人を採用
グローバルなヘッジファンド運営会社はアジアでチーム拡大
米ヘッジファンド運営会社ノース・ロック・キャピタル・マネジメントは、ミレニアム・キャピタル・マネジメントの元ポートフォリオマネジャー、サヤン・ゴーシュ氏とニレシュ・バナジー氏を採用し、アジア事業拡大を強化した。
ゴーシュ氏はシンガポール在勤で同社のグローバル・ロングショート株式戦略を統括すると同時に、アジア投資責任者も務める。事情に詳しい関係者1人が情報の非公開を理由に匿名を条件に明らかにした。
バナジー氏は今年までシンガポールでミレニアムに在籍していたが、規制当局への届け出によると、11月にノース・ロックの香港在勤者として登録された。
ノース・ロック・キャピタルの広報担当者はコメントを控えた。ミレニアムは電子メールでコメントを控えた。
グローバルなヘッジファンド運営会社は、手厚い契約ボーナスや大規模な資産プールを利用して優秀な人材を引き寄せ、アジアでチームを拡大している。
9月末時点で総運用資産が49億ドル(約7000億円)のノース・ロックは、2013年3月の創業以来、50余りのポートフォリオ運用チームを持つまで成長した。同社はオルタナティブ助言会社ライトハウス・インベストメント・パートナーズの完全子会社。