概要:米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、政策金利の引き下げに着手することが重要だが、今すぐではないと述べた。
米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、政策金利の引き下げに着手することが重要だが、今すぐではないと述べた。
「金利を下げ始めることが重要だ」とハーカー総裁は20日、ラジオとのインタビューで発言。「あまり急ぐ必要はないし、今すぐにやるつもりもない」と述べ、「金利を現行水準で維持し、引き下げに着手するべきだ」と続けた。
米フィラデルフィア連銀総裁、金利据え置きを続けるべきだ
この日のインタビューでは、企業にとって現在最大の課題は資本コストであり、借り入れコストの低下がそれを支えることになると総裁は指摘。また景気減速の度合いは政府発表のデータが示すよりも深いようだとも述べた。
FOMC、3会合連続で金利据え置き-24年に複数回利下げを予想 (3)
ハーカー総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で議決権を持つが、2024年にはこれを失う。
フィラデルフィア連銀総裁、政策金利の据え置きを改めて主張