概要:モルガン・スタンレーは同社バランスシートの一部を新たなプライベートクレジットファンドに割り振り、外部の投資家からの資金も募ることを議論している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
モルガン・スタンレーは同社バランスシートの一部を新たなプライベートクレジットファンドに割り振り、外部の投資家からの資金も募ることを議論している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
部外秘情報であることを理由に匿名で語った関係者によれば、モルガン・スタンレーは10億-20億ドル(約1430億-2870億円)を新たなファンドに投入することについて予備的な議論を行っている。リミテッドパートナー(LP)から40億-50億ドルを集めることを含む構成を検討している。
関係者の話では、モルガン・スタンレーはこのファンドを通じ、非公開の借り手を対象とした大型のシニア担保付きパフォーミング・ユニトランシェローンの提供を検討中。最終決定は下されておらず、ファンドの最終的な規模や指導体制など各種条件は決まっていない。
モルガン・スタンレーの担当者はコメントを控えた。