概要:22日の外国為替市場で、ユーロが対ドルで約4カ月ぶりの高値に上昇した。米金利が今後数カ月で低下するとの見方から、ドルは売り圧力にさらされた。
ユーロは一時0.1%高の1.1021ドル、8月10日以来の高値
スイス・フランも対ドルで上昇、一時1ドル=0.8551フラン
22日の外国為替市場で、ユーロが対ドルで約4カ月ぶりの高値に上昇した。米金利が今後数カ月で低下するとの見方から、ドルは売り圧力にさらされた。
ユーロは一時0.1%高の1ユーロ=1.1021ドルと、8月10日以来の高値を付けた。
米連邦準備制度が先週、利下げに軸足を移す見通しを示したことで、ユーロは対ドルで今月1.2%上昇。米当局の姿勢は、欧州中央銀行(ECB)当局者が差し迫った利下げへの投資家の期待をけん制しているのとは対照的だ。
この日はスイス・フランも対ドルで上昇し、一時1ドル=0.8551フランと、スイス中銀が通貨高抑制政策を放棄した2015年以来の高水準に急伸した。対ユーロでは0.94112フランまで上昇した。