概要:欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は、インフレ抑制の責務はまだ完了していないとの考えを示した。
欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事は、インフレ抑制の責務はまだ完了していないとの考えを示した。
シュナーベル氏は南ドイツ新聞(SZ)とのインタビューで、インフレ率は恐らく「一時的に」上昇し、その後2025年までに「徐々に」目標の2%へ低下するだろうと述べた。同氏はさらに「われわれにはまだ先がある」と語り、「よく知られているラスト1マイルがどれだけ難しいか、これから分かるだろう」と続けた。
利下げ時期に関する直接的な言及はなかった。短期金融市場の関心はここしばらく利下げに集中しているが、政策当局者は利下げ議論は時期尚早だとけん制している。