概要:米国の住宅ローン金利は低下が続き、6月以来の低水準となった。来年の住宅市場回復への期待感が強まりそうだ。
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2023年12月22日 2:32 JST
米国の住宅ローン金利は低下が続き、6月以来の低水準となった。来年の住宅市場回復への期待感が強まりそうだ。
フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の21日発表によれば、30年物固定住宅ローン金利は平均6.67%と、先週の6.95%から低下した。
借り入れコストは10月下旬に7.79%でピークを付けて以来、毎週低下している。この低下は、値ごろ感の悪さから住宅購入を先延ばしにしてきた希望者には朗報だ。多くのエコノミストは、米金融当局がインフレと闘いを巡る行動を弱めるにつれて、住宅需要は増加し、住宅ローン金利は低下すると予想している。
フレディマックのチーフエコノミスト、サム・ケイター氏は発表文で「金利の低下は、これまで様子見を続けていた住宅購入希望者を市場に呼び戻しつつある」と指摘した。