概要:住友生命保険は、 プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社TPGが保有するシンガポール・ライフ・ホールディングス(シングライフ)の株式の取得で合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。住友生命は東南アジアでのプレゼンス強化を図っている。
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2023年12月22日 2:14 JST
住友生命保険は、 プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社TPGが保有するシンガポール・ライフ・ホールディングス(シングライフ)の株式の取得で合意に近づいている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。住友生命は東南アジアでのプレゼンス強化を図っている。
内部情報であることを理由に匿名で語った関係者によると、両社は取引の詳細を詰める作業を進めており、シングライフの評価額は40億-50億シンガポールドル(約4300億-5400億円)となる可能性がある。シングライフの他の少数株主もTPGの動きに追随する可能性があり、そうなればシングライフは住友生命の完全子会社になると関係者は述べた。
交渉は進んだ段階にあり、22日にも発表される可能性があるという。住友生命の担当者からのコメントは得られていない。TPGはコメントの要請に応じなかった。