概要:米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブは、統合失調症治療薬を開発するカルナ・セラピューティクスを140億ドル(約1兆9900億円)で買収することで合意した。
米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブは、統合失調症治療薬を開発するカルナ・セラピューティクスを140億ドル(約1兆9900億円)で買収することで合意した。
22日の両社発表によると、ブリストルはカルマに現金で1株当たり330ドルを支払う。カルマ株の21日終値に53%上乗せした水準となる。
22日の通常時間前の時間外取引でカルマの株価は一時46%上昇。ブリストルは一時1.9%安。
カルマは米国で承認申請中の統合失調症治療薬「KarXT」を持っており、ブリストルは同買収を通じ、多くの製薬会社が関心を強めている分野のポートフォリオを拡大することになる。ブリストルは10月には、がん治療薬を手掛けるミラティ・セラピューティクスを48億ドルで買収することで合意していた。