概要:今回の調査ではZ世代の32%、ミレニアル世代の40%が、お金に関する話し合いは真剣交際に入る前にすべきだと考えていることも分かりました。
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Z世代はパートナーを身体的な魅力よりも共通する経済的な価値観で選ぶ可能性が最も高い世代だ。
これはアメリカ人2740人を対象にNorthwestern Mutualが実施した調査の結果だ。
若者世代は、早い段階で交際相手とお金について話し合う可能性が高いことも分かった。
物価が高騰し、結婚や出産、住宅購入といった人生の大きな節目を先送りにする若者が増える中、Z世代やミレニアル世代は真剣交際に入る前にお金について考えていることが最新調査で分かった。
Northwestern Mutualの2023年版『Planning & Progress』は2月から3月にかけて、アメリカの成人2740人を対象に、恋愛におけるお金へのアプローチについて調査した。
その結果、回答者の3分の1以上が身体的な相性や知的な相性よりも、経済的な相性の方が重要だと答えた。
経済的な相性は、Z世代にとっては特に重要なようだ。回答者の49%が身体的な相性や精神的な相性よりも大事だと答えている。
さらにZ世代の41%が、ライフスタイルや興味・関心が合うことよりも、経済的な相性が重要だと回答した。
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経済的な不安から、Z世代とミレニアル世代は夜も眠れない —— 最新調査
今回の調査ではZ世代の32%、ミレニアル世代の40%が、お金に関する話し合いは真剣交際に入る前にすべきだと考えていることも分かった。
一方、世代にかかわらず全回答者の72%は、こうした話し合いは「結婚や同棲の前に」済ませておく必要があると答えた。
Z世代の3分の1以上、ミレニアル世代の42%が、\“お金\”は大きな問題あるいは最も困難な問題と回答したのに対し、ベビーブーム世代で同様に回答したのは17%しかいなかった。
物価が高騰する中、アメリカの若い世代は上の世代に比べ、お金に対する不安を強く感じていて、それが彼らの恋愛へのアプローチにも影響している。
デロイトの調査では、Z世代とミレニアル世代の半数以上がギリギリの生活を送っていて、生活費を\“一番の不安\”とみなしていることが分かった。
また、Z世代とミレニアル世代はマイホームの購入や子どもを持つといった夢を叶えるのは困難または不可能と考えていることもこの調査で分かった。
Business Insiderでも以前報じたように、育児、離乳食、粉ミルク、オムツにかかる費用の増加など、この世代は同年代の若い親たちが直面している苦境を目の当たりにしている。