概要:韓国の半導体業界の生産と出荷は11月、ともに数年ぶりの大幅な伸びとなった。テクノロジー部門のモメンタム回復を浮き彫りにしており、韓国の来年の経済見通しと世界のテクノロジー部門にとって良い兆しだ。
半導体生産は42%増、出荷は80%増と02年以来の増加率
在庫は36%増、今年2月以来の小幅な伸びにとどまる
韓国の半導体業界の生産と出荷は11月、ともに数年ぶりの大幅な伸びとなった。テクノロジー部門のモメンタム回復を浮き彫りにしており、韓国の来年の経済見通しと世界のテクノロジー部門にとって良い兆しだ。
韓国統計庁が28日発表したデータによると、11月の半導体生産は前年同月比42%増と、2017年初め以来の大幅増。出荷は80%増と、02年後半以来の増加率。在庫は36%増と、今年2月以来の小幅な伸びにとどまった。
この数字から、1年余りにわたって経済を圧迫していた韓国の半導体業界が低迷から立ち直りつつあり、同国の2大半導体メーカーであるサムスン電子とSKハイニックスにとって楽観的な兆しが強まっていることがうかがえる。また、世界のテクノロジー部門の需要が回復し始めていることも読み取れる。