概要:9日の米株式市場の時間外取引で、「ティンダー」などの出会い系プラットフォームを運営するマッチ・グループが急伸。アクティビスト(物言う投資家)のエリオット・インベストメント・マネジメントがマッチの株式約10億ドル(約1440億円)相当を保有していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。マッチ株はこのまま引ければ2022年11月以来の大幅高となる。
9日の米株式市場の時間外取引で、「ティンダー」などの出会い系プラットフォームを運営するマッチ・グループが急伸。アクティビスト(物言う投資家)のエリオット・インベストメント・マネジメントがマッチの株式約10億ドル(約1440億円)相当を保有していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。マッチ株はこのまま引ければ2022年11月以来の大幅高となる。
8日のWSJ報道によればエリオットはマッチに対し、株価押し上げに向けた措置を講じるよう働き掛ける意向。WSJは複数の関係者の話として伝えた。エリオットの具体的な要求や、同社が取締役候補の指名を目指す考えかどうかは分かっていないという。
通常取引開始前の時間外取引で、マッチ株は一時14%高の43.25ドルとなった。
マッチ・グループの広報担当は、「当社のチームは定期的に投資家と関わりを持っており、ユーザーには素晴らしい体験、そして株主には大きな価値をもたらせるよう今後も取り組んでいく」と表明しつつ、エリオットについてはコメントを控えた。エリオットには報道に関して電子メールでコメントを求めたが、これまで返答はない。