概要:米銀シティグループは10日、アルゼンチンとロシアでのエクスポージャーに関連して引当金を13億ドル(約1900億円)積み増したと、米当局への提出資料で公表した。
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2024年1月11日 9:24 JST
米銀シティグループは10日、アルゼンチンとロシアでのエクスポージャーに関連して引当金を13億ドル(約1900億円)積み増したと、米当局への提出資料で公表した。
また、最近のアルゼンチン・ペソ切り下げに伴い、昨年10-12月(第4四半期)に約8億8000万ドルの打撃を受けたとした。世界的な事業見直しに関連して約7億8000万ドルの支出を計上することも明らかにした。
引当金内訳はアルゼンチンにおけるクロスボーダーおよびクロスカレンシーのエクスポージャー向けが7億2000万ドル、「不安定な政治・経済的状況が長期化している」ロシア関連が5億8000万ドル。
シティはアルゼンチンの高インフレや通貨の不安定さ、資本規制で事業が制約を受けており、同国で損失が生じることを予想していた。
同行は12日に10ー12月期決算を発表する予定。