概要:オーストラリアのデータセンター(DC)事業者、エアトランクに出資する企業は、同社の売却プロセスを開始する計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
オーストラリアのデータセンター(DC)事業者、エアトランクに出資する企業は、同社の売却プロセスを開始する計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
エアトランクに出資するマッコーリー・アセット・マネジメントとPSPインベストメンツなどは、売却の場合、約120億豪ドル(約1兆1600億円)の企業評価を求める可能性があると、関係者の1人が情報は非公開だとして匿名を条件に語った。他の選択肢として一部株式の売却などもあると関係者は説明した。
正式な売却プロセスは早ければ数週間以内に開始される可能性があると関係者。プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社やインフラに特化したファンドが早い段階での関心を示していると関係者の1人が語った。
最終的な決定は下されておらず、エアトランクへの出資企業はなお取引に反対する可能性も残るという。
マッコーリーの担当者はコメントを控えた。PSPとエアトランクはコメント要請にすぐには応答しなかった。