概要:日本の住宅メーカーによる「ディールハント」の動きが勢いを増しつつある。
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2024年1月19日 9:23 JST
積水ハウスは米戸建て住宅メーカーを傘下に置くMDC買収で合意
日本企業による地域住宅メーカー買収に絡む別の案件も発表の予定
日本の住宅メーカーによる「ディールハント」の動きが勢いを増しつつある。
積水ハウスは18日、米戸建て住宅メーカーを傘下に置くM.D.C.ホールディングス(MDC)を約49億ドル(約7250億円)で買収する合意を発表した。投資銀行バンカーのマーガレット・ウィーラン氏によれば、日本企業による米国での住宅メーカー買収としては、過去最大規模となる可能性が高い。
ウィーラン・アドバイザリーの創業者であるウィーラン氏によると、アジア系の買い手は過去10年間、米住宅建設市場に積極的に参入し、少なくとも29社の住宅メーカーや関連企業を買収してきた。
特に規模が大きくなり、予想される国内の人口減少で厳しい対応を迫られる日本勢の間では、さらに大型の取引への意欲が高まっている。ウィーラン氏は、日本企業による地域住宅メーカー買収に絡む別の案件を来週発表する予定だと明らかにした。
「彼らは次の段階に進みつつある。規模が比較的小さい会社を買収しても針は動かない」とウィーラン氏は指摘した。
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