概要:米銀キャピタル・ワン・ファイナンシャルが発表した2023年10-12月(第4四半期)の純償却額はアナリスト予想を上回った。クレジットカードや自動車ローンの返済が滞った。
10-12月期の純償却額、前年同期比77%増の25億3000万ドル
貸倒引当金5億7300万ドル増の29億ドル-株価は一時、1%余り下落
米銀キャピタル・ワン・ファイナンシャルが発表した2023年10-12月(第4四半期)の純償却額はアナリスト予想を上回った。クレジットカードや自動車ローンの返済が滞った。
発表資料によると、10-12月期の純償却額は前年同期比77%の25億3000万ドル(約3700億円)に達し、アナリスト予想の23億6000万ドルを上回った。自動車ローンとクレジットカードの償却が前年同期を上回り、延滞も同様だった。貸倒引当金は5億7300万ドル増の29億ドル。
同社の株価は通常取引後の時間外取引で一時1%余り下落した。
10-12月期の預金残高は3484億ドルと、市場予想並みだった。調整後1株利益は2.24ドルで、市場予想に届かなかった。