【注意喚起】JustMarketsは信頼できるか？JustForexとの関係を検証

「スプレッドは狭いし、使いやすそうなアプリもある。JustMarketsって、もしかしてアタリの業者?」

SNSやYouTubeなどでその名を見ることが増えてきたJustMarkets。海外FXに興味を持つトレーダーの間では、こうした「うまい話」に惹かれて口座を開設してしまう人も少なくありません。

しかし実際に調べてみると、JustMarketsには多くの懸念材料が見つかります。本記事では、JustMarketsの企業情報、保有ライセンス、実態調査の結果、被害者の証言、そして「JustForex」との過去の関係性まで、あらゆる角度から徹底的に掘り下げていきます。

JustMarketsとはどのような業者か?

JustMarketsは、2012年に設立された「Just Global Markets Ltd.」が運営する海外FX業者です。外国為替、貴金属、エネルギー、株式指数などを取り扱い、MT4/MT5プラットフォームや独自アプリを提供。最低入金額10ドル、最大レバレッジ300倍（プロ口座）と、個人投資家にとって魅力的に映る条件を揃えています。

• 会社名：

Just Global Markets Ltd.

• 社名略語：

JustMarkets

• 創業年：

2012

• 会社のウェブサイト：

https://justmarketscom.com/ja/wap/index.html（日本語）、https://justmarkets.com/、https://justmarkets.asia/、https://justmarketsid.net/、https://justmarkets.info/、https://justmarkets.eu/、https://justmarketsid.com/

• 法人電話番号：

+357 25 351 514，+248 4632027，+230 52970330

• カスタマーサポートメール：

support@justmarkets.com，support@justmarkets.eu

• 規制機関:

キプロス証券取引委員会（CYSEC）およびオフショア金融サービス機構（FSA）による規制を受けています。

• 取引商品:

外国為替、貴金属、エネルギー、指数、株式など、幅広い取引商品を提供しています。

• 口座タイプ:

2種類の口座タイプを用意しており、最低入金額10ドル、リテール顧客向けには最大1:30、プロ顧客向けには最大1:300のレバレッジを提供しています。

• スプレッド:

0.1ピップから、競争力のあるスプレッドを提供しており、取引コストを抑えることができます。

• 入出金オプション:

手数料無料の多様な入金および出金オプションを提供しています。

• 取引プラットフォーム:

MT4/5や独自のJustMarkets取引アプリを利用可能で、ユーザーにとって使いやすい環境を整えています。

• 教育リソース:

さまざまな教育リソースを提供しており、トレーダーのスキル向上をサポートしています。

取得中のライセンス一覧

セーシェル金融サービス機構（FSA）

• Just Global Markets Ltd.
• 8427198-1
• Office 10, Floor 2, Vairam Building, Providence Industrial Estate, Providence, Mahe, Seychelles

モーリシャス金融サービス委員会（FSC）

• Just Global Markets (MU) Limited
• 194590
• The Cyberati Lounge, C/o Credentia International Management Ltd, Ground Floor, The Catalyst, Silicon Avenue, 40 Cybercity, 72201 Ebène, Republic of Mauritius

懸念点

規制ライセンスは「低信頼レベル」

JustMarketsは、アメリカやイギリスの金融行動監視機構（FCA）などの主要な規制機関の監督を受けていないため、WikiFXではJustMarketsの選択を推奨していません。

JustMarketsは、セーシェル金融サービス機構（FSA）やモーリシャス金融サービス委員会（FSC）など、複数の規制ライセンスを保有していますが、セーシェルのライセンスは主にオフショア金融業務に関連しており、通常は海外で運営されています。

オフショアライセンスには以下のようなリスクがあります：

• 投資家保護が不十分
• 業者の実態を把握しづらい
• 詐欺業者が登録しやすい

つまり、JustMarketsのライセンスでは、トラブル時に十分な補償が受けられる保証はなく、万が一の際、泣き寝入りになる可能性があります。

これらの低レベルの規制当局は証券会社に対する監督は非常に不十分であり、その監督下にある証券会社には要求事項が少なく、コンプライアンスの強制もそれほど厳しくありません。これらの規制当局は、投資家保護の仕組みや補償基金をほとんど提供しておらず、顧客に対する保護措置も最小限にとどまっていることが多い。

低レベルの規制当局によって規制されているFX業者は、不公平な価格設定戦略や不透明な取引執行方法を採用し、顧客の利益と対立する可能性のあるプランを実施することが多いです。

もし、低レベルの規制機関に監督されているブローカーで口座を開設することを選んだ場合（通常、セーシェルやバミューダなどのタックスヘイブンで運営されている）、詐欺や不正行為に遭遇する可能性が高くなります。

WikiFX独自の現地調査で判明した「実在しないオフィス」

WikiFXが実施した現地調査では、JustMarketsが営業拠点として公開している南アフリカのオフィスは実在せず。セーシェルのオフィスは確認されたものの、内部の様子や業務実態は不透明です。

セーシェルのJustMarketsを訪問 - オフィス発見

JustMarkets南アフリカのJustMarketsを訪問 - オフィスが見つかりません

被害者の証言に見る危険な実態

WikiFXには、2019年以降80件以上の被害投稿が寄せられています。その中には以下のような深刻なトラブルが報告されています：

相場の操作疑惑

①トランプ大統領の銃撃事件の翌日、XAUUSDの価格が他のプラットフォームと大きく乖離しました。

②取引開始と取引終了の10分前と10分後には、、他のすべてのプラットフォームが同じ価格である中、当該プラットフォームのユーザーは大きなスリッページにより強制ロスカットに至りました。

注文遅延、酷いスプレッドと約定拒否

①価格がストップロスに達していないにもかかわらず、勝手に取引が終了され、ユーザーは大きな損失を被りました。

②事前に設定した指値注文が、取引の残り10秒で手動で「売却」ボタンを押せない状況に陥りました。

③ニュースが発表された後、利益確定注文が出されましたが、注文は執行されず、相場が即座に凍結されました。ネットワークを切り替えても正常に取引できませんでした。

出金拒否とカスタマー対応の遅れ

①出金申請後、注文は常に「処理中」と表示されます。

②24時間以内に入出金が完了すると主張していますが、実際には通常1〜2営業日かかります。

③マレーシアのユーザーは、30ドルの出金のためにカスタマーサポートと何度もやり取りをした後、マレーシア国家銀行に通報し、その後ようやくお金を受け取りました。合計で3ヶ月かかりました。

④イギリスのユーザーは、15000ドルを稼いだものの、出金時に詐欺に関与していると警告され、出金できず、アカウントがブロックされました。

⑤振込後30営業日以内にお金が入金されず、メールを送った後にカスタマーサポートからの返信はありましたが、何の措置も取られませんでした。

不明瞭な手数料

出金時に2400ドルの手数料が差し引かれ、ユーザーの銀行明細には表示されません。

IBパートナーへの手数料未払い

IBアカウントが強制的に停止され、450ドルの手数料の支払いを拒否されました。

日本市場への参入の準備中?

公式には「日本の居住者にはサービス提供していない」とされていますが、日本語サイトを用意し、日本人向けの社員募集も行っている実態が判明。

オフィスは設けず、完全リモートでの雇用形態となっており、水面下での日本進出をうかがわせます。

JustForexとの関係は?

JustMarketsのサーバー名は、2023年4月までJustforex-Live/Demoという名称でした。そして12月には「JustMarkets-Live/Demo」へ変更され、運営会社も「JM Technologies Ltd」から「Just Global Markets Ltd」に切り替えられました。

これは、旧ブランド「JustForex」からの名称変更・事業承継であると考えられます。

日本金融庁からの警告も

なお、JustForexは日本金融庁からの警告対象業者でもあり、その過去の背景を考えると、信頼性に疑問符がつくのは避けられません。

平成30年5月、日本金融庁は「JustForex」をインターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたものとして公式に警告しました。

まとめ

JustMarketsは、見かけ上は整った取引環境やサービスを提供しているように見えますが、その裏には以下のようなリスクが潜んでいます：

• 主要国の金融監督機関によるライセンス未取得
• オフショア規制による投資家保護の不十分さ
• 多数のユーザー被害と信ぴょう性のある証言
• 過去に警告を受けた「JustForex」との関係性
• 日本進出をうかがわせる動き

海外FXを利用する際は、華やかな表面に惑わされず、「どの国の規制を受けているのか」「出金トラブルはないか」「過去に行政処分を受けていないか」などを必ず確認するようにしましょう。

JustMarketsについては、利用を慎重に再検討することを強くおすすめします。

詐欺に巻き込まれないヒント

信頼できる相手か確認する

SNSで知り合った人物や、インターネット上の業者に対しては慎重に対応し、まず信頼性を確認することが重要です。

高利回りを謳う案件に注意

短期間で高利回りを約束する投資案件は詐欺の可能性が高いため、注意が必要です。投資の前に、その業者の評判や過去の実績をWikiFXで確認しましょう。

出金トラブルに要注意

出金手続きがスムーズに進まない場合、それは単なる一時的な問題に過ぎないのか、それとも悪質な業者の詐欺行為が絡んでいるのかを見極めることが重要です。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、速やかに専門機関に相談しましょう。

個人情報の取り扱いに慎重に

偽のサポートチームや業者から、個人情報を求められた場合には、絶対に情報を提供しないようにしましょう。また、不審なメールや電話、メッセージには注意を払い、リンクをクリックしないことが重要です。

投資家へのアドバイス

近年、SNS広告やチャットグループを通じて甘い言葉で誘導し、出金できない詐欺プラットフォームへ誘導する手口が急増しています。

海外業者を利用する際には、必ず以下のポイントを確認してください：

• 公式に金融庁または海外の金融当局のライセンスを保持しているか
• 企業情報（所在地、法人番号、ライセンス番号など）が明示されているか
• 出金実績や日本語サポートの有無
• ネット上の口コミや第三者機関（WikiFXなど）での評価

一度送金してしまうと取り戻すことはほぼ不可能です。

このような詐欺に巻き込まれないためには、常に警戒心を持ち、疑わしいと思ったらすぐに確認することが重要です。

少しでも不審に思った場合は、利用を控えるようにしましょう。

＼投資の安全性を支えるパートナー、WikiFX／

WikiFXでは、ご自身の判断で慎重に海外業者を選び、できるだけ日本の金融庁の監督下にある業者を選ぶことを強く推奨します。

万が一詐欺に遭った場合は、すぐに警察や弁護士に相談し、消費生活センターにも連絡してください。

さらに、WikiFXアプリでは、毎日、出金リスクのある業者に関する情報をプッシュ通知でお届けしています。ご興味がある方は、ぜひアプリをダウンロードしてください。

最近、投資詐欺が急増しています。

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