ThreeTraderは信頼できる？その安全性を徹底調査

海外FXには出金拒否や詐欺のリスクが伴います。

前回の記事では、バヌアツ金融サービス委員会（VFSC）のライセンスについて、その信頼性や懸念点について詳しく解説しました。今回は、VFSCライセンスを取得している「ThreeTrader」について、安全性や評判を中心に検証していきます。

バヌアツ金融サービス委員会（VFSC）のライセンス：信頼性と懸念点を徹底解説

バヌアツ金融サービス委員会（VFSC）は、1993年に設立され、バヌアツの金融サービスを規制する機関として活動しています。設立当初は、低コストで迅速なライセンス取得が魅力とされ、多くの金融機関に利用されてきました。しかし、近年では規制が緩く、国際的な信頼性に欠ける点が懸念され、このライセンスを取得していることが必ずしも信頼できる証券会社や金融機関を意味しないとの声も高まっています。

ニュース 2025-01-14

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ThreeTraderは2021年に設立された比較的新しい海外FX業者ですが、特に日本市場で注目を集めています。最近、プロサッカー選手の堂安律選手をアンバサダーに起用するなど、宣伝活動に力を入れており、認知度が一層高まっています。

では、ThreeTraderは安全な業者と言えるのでしょうか?本記事では、ThreeTraderの特徴、安全性、評判、そして出金に関するルールについて詳しく分析します。

結論として

ThreeTraderは日本語金融サポートが充実していて、取引コストが業界最安クラスで人気を集めている一方、日本金融庁で登録していないので警告を受けています。

ThreeTraderについて

Three Traderは「ThreeTrader Global Limited」という会社が運営しています。

2021年に設立されたばかりですが、急成長している海外FX業者で、バヌアツ共和国を拠点として、日本をはじめとするアジア市場に積極的に進出しています。FXの他にも、CFD、貴金属（ゴールド・シルバー）、株価指数、原油、仮想通貨など、幅広い商品を取り扱っており、特にレバレッジ1000倍の設定が特徴的です。

公式サイトには本社がバヌアツ共和国にあると記載されていますが、実際のオフィスはオーストラリアに所在することが確認されました。

ThreeTraderは、主に以下の特徴を持っています：

・取引商品：外国為替（FX）、CFD、貴金属、株価指数、原油、仮想通貨

・レバレッジ：最大1000倍

・口座タイプ：RAWゼロ口座、PUREスプレッド口座

・取引プラットフォーム：MT4、MT5

・スプレッド：

RAWゼロ口座：0.0pips～（変動制）

PUREスプレッド口座：0.5pips～

・初回最低入金額：

RAWゼロ口座：10万円

PUREスプレッド口座：1万円

・ロスカット：20%

・ゼロカット：あり

・スキャルピング：可能

・両建て：可能

※RAWゼロ口座が中上級者向け、PUREスプレッド口座が初心者向けです。

これらの特徴から、ThreeTraderは取引コストが低く、スキャルピングやデイトレードに最適な環境を提供していることがわかります。特にスプレッドの狭さと、手数料が業界内でも最安クラスであることが大きな魅力です。

日本金融庁からの警告を受けている

ThreeTraderは令和5年8月、無登録で金融商品取引業を行う業者として金融庁より警告を受けました。

ThreeTraderは日本の金融庁に登録されておらず、無登録業者として警告を受けています。

そのため、日本国内での営業行為は違法と見なされます。万が一トラブルが発生した場合、日本の法律が適用されない点には注意が必要です。

WikiFXは、金融庁の登録を受けた国内業者をおすすめします。

日本語サポートが充実

ThreeTraderには日本人スタッフがいて、日本語でのサポートが受けられます。

日本語サポートへの連絡手段はメールとライブチャットの2種類があり、月曜日から金曜日の日本時間7時から20時の営業時間内に質問すれば、迅速に対応してもらえます。

TMGMのホワイトラベル?

ネット上で、ThreeTraderはTMGMのホワイトラベルであるような情報がたくさんありますが、一つの噂は、ThreeTraderはオーストラリアのTMGMという大手の海外FX業者の関連会社となり、会社は違いますが、同じオフィス内で働いています。

オーストラリアのASICライセンスを持っていると、日本への営業ができないため、ThreeTraderという別会社を作り、日本への運営をおこなっている形となります。

ThreeTraderの安全性

ThreeTraderの安全性を評価するために、WikiFXが行った調査内容を元に、企業の情報や取得しているライセンスを詳しく見ていきましょう。

1. 企業情報と取得ライセンス：

   ThreeTraderは、バヌアツ金融サービス委員会（VFSC）からオフショア規制のライセンスを取得しています。このライセンスの信頼性は中程度とされ、規制内容は近年強化されています。しかし、金融庁に登録していないため、日本居住者に対する営業行為が違法とされ、万一のトラブル時に日本の法律が適用されない点は注意が必要です。

2. ユーザー資産の保護：

   ThreeTraderは、顧客の資産を分別管理する方針を掲げており、万が一の倒産時には資産が守られるようになっていますが、信託保全が実施されていないため、顧客資産の安全性について完全な保証はできません。

ThreeTraderの評判と利用者の声

ThreeTraderの評判については、ポジティブな意見と懸念の声が混在しています。

• 良い評判：
• 取引コストが非常に安く、特にスプレッドが狭いため、デイトレードやスキャルピングを行うトレーダーからは高く評価されています。
• 日本語サポートが充実しており、迅速かつ丁寧な対応が多くのユーザーから高評価を得ています。
• 悪い評判：
• スリッページが多いという声があり、一部のユーザーは、注文の際に価格が思わぬ方向に動くことがあると報告しています。
• 一部のMT4、MT5プラットフォームに不具合があり、取引がスムーズに行えないという声も上がっています。

ThreeTraderの出金拒否に関するルール

ThreeTraderでは、出金に関していくつかの厳格なルールが設けられており、これに違反した場合には出金が拒否されることがあります。以下は出金拒否の条件です：

1. 利用規約に違反する

   口座の利用規約に反する行為があると、出金が拒否される可能性があります。

2. 取引アカウントと振込先の名義が一致しない

   出金先の名義が取引アカウントと一致しない場合、出金が拒否されることがあります。

3. 入金方法と出金方法が異なる

   入金時に使用した方法と異なる方法で出金を要求すると、拒否される可能性があります。

4. 出金時に証拠金維持率が150％以下になる

   出金すると証拠金維持率が低くなり、リスクが高いと判断される場合、出金が拒否されます。

まとめ

ThreeTraderは、スプレッドが狭く、取引コストが低いことから、スキャルピングやデイトレードに向いている業者です。また、プロサッカー選手の堂安律選手をアンバサダーに起用するなど、日本市場へのアプローチも積極的に行っています。

しかし、金融庁に登録していないことや、出金拒否ルールが厳格であること、また、ユーザー資産保護に関して信託保全が行われていない点など、安全性に関しては一定のリスクが存在します。

安全な取引を求めるなら、金融庁に登録されている業者を選ぶことが推奨されます。出金の安定性を重視するなら、慎重に判断する必要があるでしょう。

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※設立1～2年のFX業者はデータやユーザーからの情報が少ないため、評価が高くても出金トラブルのリスクがありますので、投資の際はご注意ください。