概要:8月11日午後の東京市場で、円はドルとユーロに対して反発した。ドル円は159円台を維持している。

8月11日午後の外国為替市場で円が買い戻された。日本時間15時時点のドル円は1ドル=159円21~22銭。前日比で73銭の円高・ドル安となった。
ユーロ円も1ユーロ=183円73~75銭と、前日から50銭の円高・ユーロ安。円はドルとユーロの両方に対して上昇し、前日までの円売りにいったん調整が入った形だ。
ドル円は159円台を維持しており、円高方向への値幅は限定的だった。東京市場の午後は、円の反発と高水準のドル円が同時に残る相場となった。
15時のドル円は159円21~22銭。前日比73銭の下落幅から逆算すると、前日の比較基準は159円94~95銭付近となる。中心値でみた変化率は約0.46%で、円が対ドルで上昇した。
一方、159円台前半という水準は引き続き円安圏にある。午後の値動きは急激な円高転換というより、160円に近づいたドル円に対する持ち高調整の色が濃い。
市場参加者の関心は、欧州勢と米国勢が加わる時間帯にも159円台が維持されるかに移る。159円を割り込む展開では円買いの勢いが強まり、159円台後半を回復すれば東京時間の反発分を戻す流れになる。
ユーロ円は183円73~75銭。前日の比較基準は184円23~25銭付近で、中心値ベースの下落率は約0.27%となる。ドル円と同じ方向に動き、円買いがクロス円にも広がった。
円の上昇幅は対ドルの方が大きかった。ユーロ円が0.27%下落する一方、ドル円は0.46%下落しており、ユーロはドルに対して相対的な底堅さを保った計算になる。
この差には、円の動きに加えてドル側とユーロ側の強弱も反映されている。
ドル円とユーロ円がそろって前日比マイナスとなったため、東京時間の主軸は円買いだった。ドル固有の下落だけであればユーロ円には別の動きが出やすいが、11日15時時点では二つの円相場が同方向に並んだ。
値幅ではドル円が73銭、ユーロ円が50銭。絶対値と変化率の双方で、円の反発は対ドルで強く表れた。ドル円の159円台、ユーロ円の183円台という高い水準を保ちながら、短期的な円売りポジションが調整された構図だ。
東京市場15時の時点では、円は前日比で反発したものの、ドル円は159円21銭前後にとどまった。159円台を保ったまま取引を終えるか、欧米時間に円買いがもう一段進むかが当日の終盤を左右する。
ユーロ円では183円台後半の維持が焦点となる。ドル円とユーロ円が引き続き同方向に動けば円主導の相場が続き、両者の方向が分かれればドルとユーロの強弱が前面に出る。11日午後は、円が主要通貨に対して反発しつつ、高いクロス円水準を残したまま欧州市場へ引き継がれた。