概要:8月19日午前の東京外国為替市場で、スイスフラン円は10時30分時点で1フラン=196円31銭前後と、前日夕方比で57銭のフラン安・円高となりました。

8月19日の東京外国為替市場で、スイスフラン円は午前10時30分時点に1フラン=196円31銭前後となった。株探は午前10時31分、前日午後5時比57銭のフラン安・円高と伝えた。
東京午前は円がドルやユーロに対しても上昇した。スイスの低金利環境がフランの上値を抑えるなか、円買いが重なり、フラン円の下げ幅が広がった。
同日午前10時のドル円は159円46銭前後と、前日午後5時比で約25銭のドル安・円高だった。MINKABU PRESSは、前日の米長期金利低下で日米金利差の縮小が意識されたことに加え、日経平均株価の大幅続落を受けたリスク回避の円買いが入ったと報じた。
スイスフラン円は円相場とフラン相場の双方で動くクロスレートだ。この時間帯は円がドルとユーロに対して強含んでおり、円側の上昇がフラン円を押し下げた。フラン側にも、低金利を背景とする売り圧力が続いている。
スイス国立銀行(SNB)は6月、政策金利を0%に据え置いた。急速で過度なフラン高には為替介入で対応する姿勢も維持している。
スイスの7月消費者物価指数は前月比0.1%低下し、前年同月比の上昇率も0.4%に鈍化した。
NORD/LBは8月の調査で、7月末までの4週間にフランが対ドルで2025年5月以来の安値をつけ、スイスと米欧の2年債利回り差の拡大が背景にあると分析した。
低い政策金利とインフレ率はフラン買いを抑える材料となる。19日午前は、こうしたフラン側の環境に東京市場の円買いが加わった。
日本銀行は7月31日に政策金利を1.0%程度で据え置いた。9人中1人は1.25%への引き上げを提案しており、追加利上げ観測は円の支えになり得る。
196円31銭は、東京午前の円買いとフランの低金利環境が重なった局面の水準となる。欧米時間は米国債利回りや株式市場に加え、フランの対ドル・対ユーロでの動きが次の方向を決める。