概要:26日朝の東京外国為替市場でドル円は158円台後半でもみ合い。英米休場明けを前に流動性が乏しく、イラン情勢を巡る不透明感も手控え要因となった。

26日朝の東京外国為替市場で、ドル円は1ドル=158円台後半でもみ合った。英米市場の休場で参加者が少なく、材料不足のなかで前日夕方とほぼ同水準にとどまった。イラン情勢を巡る不透明感も、原油相場を含めた市場の様子見姿勢につながっている。
26日午前9時時点の東京市場では、ドル円の気配値は158円96~97銭と、前日午後5時の158円96~97銭とほぼ同じ水準だった。25日の海外市場は英国がスプリング・バンクホリデー、米国がメモリアルデーで休場となり、市場参加者が少ないなか、158円80~90銭台で動意に乏しい展開だった。
直接の要因は、英米休場による流動性の低下と、新たな取引材料の不足だ。東京早朝も同じ水準で推移し、ドルを一方向に動かす材料は限られた。158円台後半は足元の取引水準として意識されており、参加者は英米勢の取引再開後の値動きや中東情勢の続報を確認する姿勢を強めている。
26日朝の取引では、米国、イスラエル、イランを巡る協議の行方が読みにくいことも手控え要因となった。トランプ米大統領は23日にイランとの合意が間もなく発表されると投稿した一方、24日には合意を急がないよう代表団に指示したと明らかにした。
一部報道では25日、イスラエルのネタニヤフ首相が、イスラエルとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラは戦争状態にあると述べ、攻撃を強化する方針を示した。中東情勢は原油相場を通じて為替市場の材料になりやすく、東京市場でも原油相場を確認しながら取引する姿勢が目立っている。
26日午前9時時点で、ユーロ円は1ユーロ=184円95~97銭と、前日午後5時の184円99銭~185円00銭から小幅に低下した。ユーロドルは1ユーロ=1.1635ドル前後と、前日夕方の1.1637~1.1638ドルからわずかに下げた。
ユーロもドル円と同様に、英米休場による取引の薄さが値動きを抑えた。対円、対ドルともに方向感は限られ、主要通貨全体で手掛かり待ちの地合いとなっている。
足元の為替市場を動かしている要因は、流動性の低下、地政学リスク、原油相場への警戒感の三つだ。英米休場で主要市場の参加者が少なく、ドル円は取引量が限られるなかで158円台後半にとどまった。
中東情勢は、原油価格を通じて市場心理に影響を与える材料として意識されている。米国、イスラエル、イランを巡る協議や、イスラエルとヒズボラの対立に関する報道が、為替市場の様子見姿勢を強めている。
ドル円が158円台後半で高止まりしていることは、円相場が依然として弱い水準にあることを示している。一方で、26日朝の値動きは小さく、相場の方向を決める新たな材料は出ていない。
日本の投資家にとっては、ドル円の高い水準そのものに加え、中東情勢と原油相場が円相場に与える影響が重要な確認点となる。現在の市場は、流動性の薄い環境で大きな取引を控え、次の材料を待つ状態にある。